意外と言えない日常会話シリーズ「スコーン半分こにしよう!」

baked bread with raisins on white plate ポッドキャスト
Photo by Torsten Dettlaff on Pexels.com

こんにちは。
ポッドキャスト「英語がどうとか言うまえに。」第3話を公開しました!
第3回目のテーマは、意外と言えない日常会話シリーズ!

よく「日常会話くらいしかできないんです」っていう謙遜をする人いるけど、
私たちは日常英会話の方が全然難しいと身に染みて思っている。

日常的に起こる様々なシチュエーションに対応すべく、あらゆる英語を身につける必要がある。
たとえば水漏れで水道屋さんに電話、カフェでどの種類のミルクをどんな具合にスチームするか、友達に昨日の夢の中で起きた非現実なことを説明するとか、自分のいるコミュニティーや周りの友達の趣味などによっても実に様々な表現に日々さらされる。
会話だけじゃなくて、細かい動作の説明をしなくちゃいけなかったりもする。
クリスマスプレゼントをどうやってラッピングするか、とか。

なのでこのエピソードの問題提起は「日常会話と教科書で習う英語は別物」というお話。
だからテストで点数が良い人が日常英会話ができるとは限らない。
むしろ日常会話で日々を乗り越えているあなたはすごい!ということを再認識していただきたい。

そして今回の意外と言えない日常会話シリーズ第1弾はイギリスで日常的に食べる「スコーン」について。

まず前知識としてイギリスのスコーンは手榴弾級にでかくて重い。
だから私たちはだいたい半分こして食べる。
その時、「スコーン」をどう切るかという問題。これは日常的におこるシチュエーションです。
私の場合は1週間に1,2回スコーンを食べるので笑

イギリス人はだいたいスコーンに横からナイフを入れて「横一文字」に切る。
そして上半分と下半分で分けっこする。
この動作を表現するときにcut it horizontallyという言い方しか最初は思いつかないかったけど、
気になったのはスコーンにhorizonlly「水平に」を使うのもなんか大げさな気がする

なんていうのかな、こういう動作って。
悩んでいろんな人に聞いてたどり着いた結論は、
cut it from the side

または隣に人がいて、手振りを交えて表現できる時は
cut it this way,
cut from this way
こんな感じが一番使える

日常生活で出会した場面で、「これはなんていうんだろう」って思ったときに、
じゃあどうやったら相手に伝わるかなって考えることが一番重要。

現地の人に「スコーン」を切るとき、なんて説明する?って聞いたら、「そんなの横から切るに決まってるから説明する必要もないよ笑」って言われたけど、みんながみんな共通認識を持っているという思い込みが危ないから、自分の思っていることと違うことを相手にどう伝えられるかって重要だし、それは日常会話「程度」しかできない人にしかない特別なスキルだと思う。

もう一つの例えを出すと、「スープ」。
日本でのスープはランチセットのスープのようなクリアなスープにクルトンが浮かんでるようなサラサラなイメージだった。
でもイギリスのスープはいろんな具材を丸ごと煮て、それをミキサーでドロドロにしたようなスープが多い。それとパンのスライスでランチになるようなイメージ。


このスープのテクスチャをなんて表現したらいいんだろう。。
ネットで検索したサラサラっぽいスープの画像と共に”This is not liquid!”って必死に説明してた笑

このドロドロ、サラサラは
thick または thin
This is very thick. とかThis is a thin soup.

前知識がなかったから「厚い」「薄い」でスープを表現するなんてわからなかった。
ちなみにbrothyはだしだけの味がする液体みたいなクリアなスープのこと。

こういう日常英語はやっぱり場数を踏まないとわからない。
色々なシチェーションに出会って、たくさん間違えて、必死で相手に説明して、やっとわかってもらえて、それで正しい表現を身につける。

なのでこれからは、日常英会話くらいならできます、は謙遜にはなりません!と声を大きくして言いたい。テストの点数はいいんですけど!って謙遜しましょう笑

📻 エピソード3はこちらから → 意外と言えない日常会話シリーズ「スコーン半分こにしよう!

「英語がどうとか言うまえに。」は、キラキラしてない海外生活、英語とのリアルな付き合い方を語る番組です。次回もお楽しみに!

コメント

タイトルとURLをコピーしました