英語学習。努力が報われている気がしないとき。

英語を勉強してみよう、と決断をして、始めるというハードルを越え、習慣化にするという難関を突破し、勉強していると、言えるのに。

会話が、うまくできない。

努力が報われている気がしないよ。とういう気分になることがありますか?

私もずっとそうでした。

この、進化が止まってしまったように思えるつらい時期を乗り越えて、成果を感じたい、と考える方に、明日の勉強から取り入れられる、進化を感じる勉強法をお伝えします。

一番得意なことからやる。

英語学習を始めると、リスニング・スピーキング・ライティング・リーディングとスキルは分けて教わる、学ぶことが多いと思います。教材も、別のものを使っていたり、1冊の中でも、学習内容が分かれていると思います。

あなたはどれが一番得意?

苦手意識の出どころ。

生きていくには、どうせ、どれもが必要だし。と、考え全体を少しずつ勉強しようという作戦になりがちなのですが、その作戦は、かえって遠回りになるかも。

英語をどうやって話せるようになったの?という相談を受けているうちに気づいたことがあります。

英語での大勢の会話中で、うまく英語が出てこなくて会話に混ざれない、という悩みを打ち明けられたあと、ふと気づくと、その方は日本人の輪の中でも、どちらかというと聞き専。

英語のリーディングができなくて苦労しているというので、聞いてみると「普段あんまり本を読まないんだよね。」とそもそも読むのが好きじゃないと。

というように、日本語でやったって苦手なことを、第二言語でしようというのだから、できなくて落ち込んだって、それは、学習が足りないせいではありません。

特に昨今、「英語を勉強」というと「ぺらぺら話せる」だけがゴールになりがちで、積み上げてきた文法や読み書きの知識を軽視し、自信をなくしてしまっている人を多く見てきました。

できないところに注目するのをやめて、開き直って得意なことを伸ばす。そして他の分野は、得意な能力で補われながら、追いかけるように伸びていくものです。

得意を磨くこと

私はスピーキングが一番得意で、今でも一番スコアが高いのはスピーキングです。日本語で喋っていても、人の話を押しのけて話してしまうくらいおしゃべり。喋りたかったから、伸びたのです。

人とおしゃべりすることが好きだったので、リスニングがついてくるように伸びました。

目を背けていましたが、ライティングとリーディングは致命的に苦手でした。

生活の中で読まなければならないもの、たとえば、行政からの連絡、ニュース、友人が送ってくるおもしろ記事。すべて億劫で、ストレスすら感じていました。

しかし、リスニングが伸びてくると、文字が、頭の中で英語の音となり聞こえるようになってきて、不思議と読めるようになってきました。とくにリーディングの特訓をしたわけではなく、だんだんリーディング能力が、スピーキング能力に追いついてきたのです。

英語を学習し始めて、すべての分野をまんべんなく勉強しようとすることは、ゴールキーパーの才能があるのに、どのポジションに選ばれるかわからないから、とどのポジションも満遍なく特訓しているようなものです。

自分の得意を磨いた方が、他のポジションに補ってほしいことや、自分に足りないものも見えてくる。

サッカーはしたことないんですけど。

得意は4つの中から探さなくてもいい。

もっというと、英語を勉強する要素って、4つだけじゃなくて、「発音」「ジョーク」「言い回し」「文法」「言語学」と、いろんな角度から入っていけるんですよ。

あなたの一番得意なもの、興味のあるもので、一番伸びが速いものから、やりましょう。

勉強した内容で、自分を評価する。

学習者が陥りやすい罠が、一生懸命、学校で文法やセオリーを学んだあと、「話せない」と落ち込む。

「毎日英語のラジオを聴いているのに、話せるようにならない」と、落ち込む。

「話す」練習をしていないのに、話せないと落ち込む人をよく見ます。

文法のドリルをやってみたら、すらすら解けて、伸びていることを実感できるはずです。

話せなかった、けど、言ってることはよくわかった。と思ったりしませんか?

人と話すというのが、英語学習で一番「試される」ときなので、話せないと落ち込んでしまうんですよね。

でも、英語って話すことがすべてじゃないですから。ちゃんと、勉強した部分の筋肉はついてますよ。

正しく目標設定をして、正しく測る。努力が報われていないと思い込む罠にかからない方法です。

努力が報われないなと思ったときは。

努力の量に反して、感じられる成果が少ないときは、

努力の仕方を見直しましょう。得意なことを伸ばしているときは、努力も苦に思わなくなってきて、少ない努力でたくさんの成果を得る感覚が掴めます。

そして、なにを持ってして「報われた」とするのかの方を見直してみるといいでしょう。

文法の勉強をしたなら、その文法を会話の中で一回使えたら、それでもう報われています。

新しい単語を覚えたなら、次回その言葉に出くわしたときに読み取れたら報われたこととしよう。

ある日の会話が盛り上がらなかったこと。それは果たして本当に、あなたの英語勉強への努力不足が原因でしょうか?多分そんなことない、その人と日本語で話してたら盛り上がってたんでしょうかね。って。

リスニングとスピーキングの練習したら、会話が伸びる。
毎日の英作文や、フレーズの暗記だけでは、なかなか会話に成果が現れにくい。もっというと、会話は英語力だけじゃなくて雑談力をつけてもいいかもしれませんね。


お最後に、東大や京大を目指す学生を教える予備校講師であり、テレビでもご活躍のの林修先生の言葉をご紹介したいと思います。

林修「『正しい場所で』『正しい方向で』『十分な量なされた』努力は裏切らない」

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